楠山正雄 : (1884~1950)東京銀座生まれ。
大正・昭和期の児童文学者、演劇研究家。
島村抱月の下で「文芸百科全書」編集に従事、のち冨山房の雑誌「新日本」の編集に当たる。
1915(大正4)年から同社刊行の「規範家庭文庫」全24巻の編集を担当、同文庫中の「世界童話宝玉集」「日本童話宝玉集」などの執筆者として優れた才能を示したほか、児童文芸雑誌「赤い鳥」などに古典や昔話の再話を発表した。
小川未明らと童話作家協会を設立。演劇研究家としては母校で演劇を講じたほか文芸協会や芸術座に参加した。
(コンサイス日本人名辞典より)