そこで、 おおかみは、 荒物屋(あらものや)(みせ)へ出かけて、 (おお)きな(はく)ぼくを一本(いっぽん)()って()て、 それをたべて、 声をよくしました。

白ぼくを食べるおおかみ

それからまたもどってきて、 戸をたたいて、 大きな声で、 「さあ、 こどもたち、 あけておくれ。 おかあさんだよ、 みんなにいいものをもって来たのだよ。」と、 どなりました。