お知らせ
「教科書バリアフリー法施行から15年目のDAISY教科書」
教科書のアクセシビリティ確保にとって、2008年の教科書バリアフリー法成立は大きな契機となりました。
アクセシブルなデジタル教科書である「DAISY教科書」のこの間の普及状況等を振り返り、現状の諸課題と今後の展望について登壇者から提起していただきます。それを受けて会場の皆様との意見交換を深めることで、真にアクセシブルなデジタル教科書やデジタル出版物の未来を、一緒に考えたいと思います。
なお、本研究会は「日本デジタル教科書学会」の研究会助成費を使用し、「調布デイジー」の協力により開催されるものです。
日時
2023年12月10日(日) 13時00分から16時10分
会場
東京都調布市文化会館「たづくり」10階 1002学習室(定員50名)
https://www.chofu-culture-community.org/tazukuri/access
京王線「調布駅」下車 駅広場口から徒歩4分参加費
無料
参加申し込み
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研究会タイムスケジュール(事情により一部変更の場合がございます)
1300-1310 開会
主催団体及び協力団体(調布デイジー)の紹介 研究会趣旨説明 質問紙配布
進行:井上 芳郎 日本デジタル教科書学会 会員1310-1340 基調講演 1
河村 宏 氏
国際DAISYコンソーシアム 理事 「デイジー教科書から『誰でも読める電子教科書』へ」1340-1420 基調講演 2
村田 真 氏
慶應義塾大学大学院 特任教授 「試験における合理的配慮とコンピュータベースの試験システム」1420-1430 休憩(10分間) 1430-1450 報告 1
牧野 綾 氏 調布デイジー 代表
「iPadが特別だった時と1人1台の今 ~ 保護者の立場から ~」1450-1510 報告 2
野村 美佐子 氏 支援技術開発機構 事務局長
「DAISY / EPUB教科書をめぐる動向とさらなる普及に向けて」1510-1520 休憩(10分間)
質問紙回収1520-1600 質疑応答及び意見交換 1600-1610 主催者からの諸連絡
閉会 その他
当日の研究会の様子を録画し、登壇者の許諾を得た後にYouTubeなどで公開する予定です。
また、日本デジタル教科書学会発行の「ニュースレター」(Webで一般公開 https://js-dt.jp/ )に、研究会の概要について事後報告が掲載される予定です。
2023年10月15日 調布デイジー
工藤咲子さんの手話通訳つきでYouTubeで公開中です。
この手話通訳編の視聴回数が14,517回を超えました!
是非、手話を勉強されている方々にご紹介下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=hKjuZkAS0kk&t=441s
ディスレクシアや発達障害の子どもへDAISYデイジーを
ディスレクシア、ADHD、自閉症などの発達障害や学習障害の児童・生徒は、読み書き(識字)に困難を抱える場合が多いです。しかし、視覚障害や知的遅れがない場合も多いため、その原因は本人の努力不足とされることも少なくありません。発達障害や、視覚障害、知的障害、聴覚障害、肢体不自由などにより本を読むこと(特に学校における教科書を読んで理解すること)が困難な子どもの本を読むためのツールとして、『マルチメディアDAISY』が有効です。
DAISY版教科書
全国のボランティアの協力で、教科書のマルチメディアDAISY 化と、必要な児童・生徒への提供を 行っています。 マルチメディアDAISY 版教科書を必要とする児童・生徒の数は、年々増えています。ボランティアでは対応しきれない数となり、国や出版社を通して、公的機関から、必要な児童・生徒が確実に、必要な時に遅れることなく入手できるようになることを願っています。